Sauna & Hotel かるまる 激アツレビュー @池袋
総評
プロデューサー サウナ王のこだわりが至る所に感じられる「サウナ好きが作ったサウナ好きのためのサウナ」といった印象を受けた。
浴室内随所にデトックスウォーター、ととのい椅子が有り、アメニティ各種、サウナマット、タオルも使い放題とサウナ激戦区池袋に出店する”かるまる”の意地が感じられた。
特徴的な4つのサウナ
岩サウナ
温度80度 定員25名 オートロウリュ有
5段の広々としたサ室。天井低めだが、それがいい。
非常に蓄熱性が高いことが特徴の日本三大花崗岩の一つとして知られる「庵治石」をサウナストーンとしてふんだんに使用しており、体の芯からぽかぽかと温まることができる。
タオルマットが若干のすき間を持たせて縦5列に敷いているために、無理やり詰め込んで入ってくる人が少ないような印象を受けた。
ケロサウナ
温度90度 定員9名 セルフロウリュ可
サウナの本場フィンランド式サウナの中でも、「木の宝石」と呼ばれるケロ材を使用したサウナ。
前述した岩サウナのストーンとは違い、蒸発面の多い丸みを帯びたサウナストーンを使用しているためセルフロウリュとの相性も抜群だ。
岩サウナ同様に天井との距離が近いためにセルフロウリュの熱気をパワフルに感じられる造りとなっていた。
蒸しサウナ
温度 記載なし(体感60度) 定員1名*最大4名
「薬草の宝庫」として知られる滋賀県・伊吹山で採れた15~16種類もの貴重な薬草のブレンドを特徴とした蒸しサウナ。
樽上のユニークな形をしており、足元からの蒸気が無駄なく天まで昇っていた。
昼時点においては、サ室横に掛けてあるホワイトボードにて入室予約の管理を行っていたため時間の無駄がなくスムーズに入浴出来たが、混雑のピークと思われる夕方帯には何故かホワイトボードが撤去されていた事が残念に感じた。
薪サウナ
温度80度 定員5名
本場フィンランドの伝統サウナでもあり、東京23区には「かるまる」にしかない期待の薪サウナ。
執筆時(2020年3月4日)においては完全予約制となっているものの、空席さえあれば当日予約可能だ。
公式ホームページには記載がなかった点として、ヴィヒタのアロマを使用したアウフグースが行われていた。
まだ造りたてであることを思わせる木の芳しい香り、真っ暗なサ室に灯る柔らかな炎の光、ほのかに揺れる炎の色…東京にある他サウナ施設では体験しえない貴重なひと時が体験できた。
水風呂
サンダートルネード
温度10度未満 水深1,000mm
シングル温度とジェット水流の織り成す刺激は羽衣を纏う隙を許さない。サウナで火照った体が一瞬にして引き締まる感覚は他の水風呂では味わえない。
サンダートルネードからのやすらぎのセット、サンダートルネードからのアクリルアヴァントのセット…この水風呂のおかげで、かるまるの楽しみ方が格段に広がっている。
やすらぎ
温度約25度
上述の通り温度25度と高めなものの、サンダートルネードとのセットを行うことによって相乗効果が生まれる。
サンダートルネードによってキンキンに冷えた体がやすらぎによって包まれるあの感覚は言葉では表現し難い。
昇天
温度約33度 定員4名
ジェット水流がとにかく強い。痛い。
アクリルアヴァント
温度約14度 定員1名 水深1,000mm
フィンランド語で「凍結した湖に開けた穴」を意味する「アヴァント」。
一番心地の良い温度なのだが、サ室からの動線が悪い事が唯一のマイナス点。
ただ、動線の悪さからか夕方のピーク時においても定員1名と少ないながら混雑することなく入浴出来た。
ととのった~。